自作パソコンのトレンド 2010年4月

■2010年4月の自作パソコンのトレンド

 自作パソコンのプランを提案するこの企画、久しぶりとなってしまいましたが再開します。
※再開する予定でしたが、残念ながら今回は断念し、今回はトレンドをまとめるのみとなりました、すみません。

■今のトレンド

パソコンの構成を考えるにあたり、考慮すべき現在の各パーツのトレンドをまとめました。

CPU

CPU CPUは現在規格の移行期であり、Intelのソケットは3種類、AMDは2種類と、実に合計5種類ものプラットフォームがあります。
 内訳は、IntelがLGA775とLGA1156とLGA1366の3種類、AMDがSocket AM2+とSocketAM3の2種類です。
 ただし、Core 2 QuadやCore 2 Duoを搭載出来るLGA775や初代Phenomが搭載できるSocket AM2+は旧規格分類されます。処理性能や消費電力を考慮すると、あえて選択する理由はありませんので基本的に不要と考えてよいでしょう。
 現在検討すべきはPhenom IIやAthlon IIシリーズが搭載可能なSocket AM3と、Core iシリーズが搭載可能なLGA1156とLGA1366の3種類となります。

マザーボード

マザーボード マザーボードは、チップセットを決めればかなり絞られます。
 AMDのSocket AM3の場合は、チップセットにAMD 785Gを搭載するマザーボードが一般的です。このチップセットは、グラフィック機能を備えているのが特徴です。
 IntelのLGA1366の場合は、現状チップセットにIntel X58を搭載するマザーボードの1択です。チップセットには選択肢がありません。
 IntelのLGA1156の場合は、チップセットにIntel P55を搭載するマザーボードが主流です。また、グラフィック機能を内蔵したCPUから映像出力が出来るH55もあります。
 これらAMD 785G、Intel X58、Intel P55を搭載するマザーボードが主流となっています。そして付加機能として、最近ではUSB3.0に対応するマザーボードが増えてきており、メインストリーム帯まではほとんどのマザーボードがUSB3.0に対応しているので要チェックです。
 もう一点、SSD導入検討者は、Serial ATA 3.0にも注目が必要です。従来の3Gbpsから6Gbpsへの高速化を遂げており、ディスク読み書きパフォーマンスに影響を与えます。

   

メモリー

メモリー メモリーはDDR2からDDR3への移行期にありあます。同容量同価格程度ですので、将来性からもDDR3を選択して、まず間違いないでしょう。
 最近のプラットフォームですと、CPUの対応状況から必然的にDDR3になります。DDR3では転送速度も高速化し、低電圧化などによる消費電力も下がっています。
 DDR3では、PC3-12800(DDR3-1600)とPC3-10600 (DDR3-1333)が選択肢となります。現在は価格が同価格になりつつあるため、PC3-12800(DDR3-1600)が定番化する勢いです。
 DDR2が主流の頃からの傾向ですが、メモリーにヒートシンクを標準搭載する製品が増えつつあります。これは、メモリーの高速化によって発熱が増加したために、効率よく放熱するためです。ほとんど値段は変わりませんので、ヒートシンク付きを選択するのもありでしょう。

ビデオカード

ビデオカード ビデオカードは、3Dグラフィックのゲームをプレイするのに必須です。
 Windows 7発売とともに搭載されたDirectX11に対応した製品や省電力化された製品が注目されています。
 DirectX11に対応した製品は執筆時(3/25)時点でAMDのATI Radeon 5000シリーズとなります。ATI Radeon 5000シリーズはアイドル時の省電力性能にも定評があります。
 ビデオカードは、搭載チップを決めても様々なメーカーから出荷されており、同じような製品が多数あります。ただし、製品によっては動作クロックやメモリークロックを下げている製品もあり、注意が必要です。
 また、冷却機構によって製品を差別化しているものもあるので、その点を慎重に選択すれば、満足できるかと思われます。
 なお、一般的には同チップ、同クロックであれば、一番安い製品が売れています。

ストレージ

ストレージ ハードディスクと書きたいところですが、SSDの普及によりストレージとしてまとめます。
 SSDは、普及といってもGB当たりの単価はハードディスクに比べて圧倒的に不利で、読み取り性能の高さや書き込み性能の向上から名が広まっている、といった意味での普及です。
 ハードディスクは、現行製品最高密度となる1プラッタ500GBの製品が主流で、2TBの製品が1GB当たりの単価が一番低くなっていて定番商品となっています。

光学ドライブ

光学ドライブ まだBlu-rayドライブが定番になるには時間がかかりそうです。ただ、対応タイトルも増えつつあるので、高解像度のディスプレイで映画を観賞するには良いかもしれません。
 一般的に売れている光学ドライブは、バルクで3000円程度と安価に売られているSATA接続のDVDスーパーマルチドライブです。今ではIDE接続の製品は完全に旧規格となっています。
 なお、Blu-rayドライブもDVDドライブも同じ接続方法ですので、パーツとの互換性など気にする必要はありません。価格もかなりこなれてきているので、必要に応じてBlu-rayドライブを搭載するのも十分ありです。

ケースと電源

ケース ケースは基本的にデザインなどでの好みになります。電源ユニットは別売がほとんどです。
 ただし、ハイエンドのビデオカードだとボードが長くなるのが一般なので、場合によってはケースとの干渉の配慮が必要になります。
 電源は4000円程度の安価な製品が定番です。ただし、高性能なパーツを使い、消費電力が高くなると、安価な製品では出力が不安定になりる可能性があります。場合によってはパソコンの寿命に直結するので、数ランク上の製品を選択すると安心です。

OS

Windows 7 OSはWindows 7の独壇場です。32Bit版と64Bit版で迷うかもしれませんが、64Bit版が売れています。
 32Bit版のOSでは、メモリーの容量が2GBの2枚で合計4GB搭載しても、3GB程度しか使用できません。64Bit版では問題なく4GBフルに活用できることもあり、売れているようです。
 また、互換性を気にしてか、XP Modeが使えるProfessional Editionが売れています。
 なお、XP ModeではホストOSが64Bit版でも、ゲストOSは32Bitで動作します。そのため、Windows 7 Professional 64Bit版を購入しても、仮想環境で32Bit版Windows XPが動作するので、ほとんど互換性を心配する必要はなくなりました。
 私も最近、メインマシンでWindows 7 Professional 64Bit版を利用し始めましたが、何ら問題なく利用できています。ただ、さすがに2000年に発売してたまに利用していた我が家のスキャナは、使えなくなってしまいました。ただ、XP Modeでは問題なく使えます。

■編集後記

 なんだかんだで、4月上旬には自作パソコンのトレンドと3プランをまとめようと思っていたのですが、なかなかうまくいかないものですね・・・すみません。今日は4月25日、もうすぐゴールデンウィークに入ってしまいそうな勢いです。私は4月から大学2年になりましたが、やはり新学期はなかなか時間がとれませんでした。タイトルも「自作パソコンのプラン 2010年4月」から「自作パソコンのトレンド 2010年4月」に変更ですね。また近いうちにみなさんに参考にしていただけるようなプランを提案できればと思います、それでは。 管理人kunta

最終更新日:2010年4月25日第1版