自作パソコンのおすすめプラン in 2008 冬 Intel編

■2008年の冬にIntelで作る自作パソコン

今回は、Intelのプラットフォームで作るスタンダードなプランを提案します。
最近のIntelの話題としては、11月16日午前0時にCore i7が深夜販売されました。
メモリーコントローラーがCPUに内臓されたのが特徴の一つです。
ですがメモリーがDDR3のトリプルチャンネルということで、まだまだ価格が高いのが現状です。
対応マザーボードも、Intel X58採用の製品を新規に購入する必要があります。
よって、Core i7を導入するにはかなりの出費が必要となるため、様子見という方が多いようです。
予定よりこの記事を書くのが遅れて、すでに始まってしまった年末商戦ですが、
ここは一度落ち着いて、現在のIntelプラットフォームのスタンダードなプランをおさらいしませんか?

■Intelプラットフォーム

CPU

Intel Core 2 Duo E8500 今回おすすめするCPUはIntel Core 2 Duo E8500です。
Core 2 Duo E8500は、2コアで動作クロック3.16GHz。
6MBの2次キャッシュを搭載し、2コア最上位であるE8600の下位製品です。
ちなみに、Core 2 Duo E8600との違いは動作クロック170MHzのみです。
しかし、最上位であるというプレミア要素が加わり最大1万円の差額です。
動作クロック170MHzに1万円の投資は勿体無いと思われる方が多いようです。
私も、コストパフォーマンスを考えると、E8600は買わない方が良いと思います。
この点が、Core 2 Duo E8500の売り上げを伸ばしている要因のようです。
但し、購入の際には注意が必要で、SteppingがE-0の製品を選ぶようにして下さい。
初期の製品には、C-0Steppingの製品が存在するからです。
※ちなみに、SteppingはCPUのバージョンを表します。

マザーボード

GIGABYTE GA-EP45-UD3R 今回おすすめするマザーボードはGIGABYTE GA-EP45-UD3Rです。
GA-EP45-UD3Rは、Intel P45+ICH10Rチップセットを採用しています。
基盤サイズはATXで、FSB1600MHz、DDR2-1366MHzに対応します。
ライバル製品としては、ASUSTeKのP5Qがあります。
採用チップセットも同じで、基本的な機能差も価格差もありません。
ただ、発売時期としてはGA-EP45-UD3Rの方が新しく、
基盤レイアウトがGA-EP45-UD3Rの方が扱いやすいと思います。
(例えば、ATX電源コネクタの挿入口の位置や拡張スロットの構成。)
そして注目すべきは、ギガバイト独自の品質規格Ultra Durable3。
低発熱である事が、さまざまな購入者レビューから実証されています。
以上の点が、この製品の売り上げを伸ばしている要因のようです。

メモリー

UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800 今回おすすめするメモリーはUMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800です。
Pulsar DCDDR2-4GB-800は、DDR2-800に対応。
2GBのメモリーを2枚、合計4GBでワンパッケージ化した製品です。
ですので、安心してデュアルチャンネルを利用出来ます。
また、ヒートシンクを標準装備して発熱を軽減させています。
そして、UMAXの永久保障が付きます。
これだけの付加価値が付いても価格は他社とあまり変わらない点が、
この製品の売り上げを伸ばしている理由のようです。 なお、32Bit版のOSでは4GB搭載しても約3GBしか認識されません。
大容量のメモリーを利用したい方は、64Bit版のOSの利用をお願いします。
最近ではフリーソフトを使ってRAMディスク機能を利用するという手もあります。

ビデオカード

HIS H467QS512P 今回おすすめするビデオカードはHIS H467QS512Pです。
H467QS512PはGPUにRadeon HD 4670を採用。
VRAMにはGDDR3を512MB搭載し、128bitで接続します。
コアクロックは750MHz、メモリークロックは2000MHzです。
また、ライバル社のNVIDIAに先駆け、DirectX10.1に対応しています。
ライバル製品としてはNVIDIA GeForce 9600GTになりますが、
Radeon HD 4670は6ピンPCI-E電源コネクタを必要としない事から、
省電力であるということで、好印象を受けます。
実際に、海外のいくつかのレビューサイトで消費電力を確認すると、
9600GTが約100Wで、4670が約70Wとの事でやはり省電力であるようです。
この点は、新規に組み立てる人は電源を安価な製品に出来るメリットと、
VGAのみを交換する人は、旧世代の電源でも搭載出来るというメリットがあり、
多くの人からの好評価を受け、この製品の売り上げを伸ばしているようです。

ハードディスク(HDD)

Seagate Barracuda 7200.11 ST31000333AS 今回おすすめするHDDはSeagate Barracuda 7200.11 ST31000333ASです。
HDDは、1GB当たりの単価が最も安価な製品が売れ筋となります。
ST31000333ASは、現在1GB当りの単価が最も安価な1TB(1000GB)の製品の1つです。
1TBの製品ならどこの製品を選んでもお値打ちに購入出来ます。
しかし、安価な製品にはまれにキャッシュ容量が少ない製品があります。
基本的に、キャッシュ容量は多いほど性能は良くなる傾向があります。
ST31000333ASのキャッシュ容量は32MBです。
これは、現在1TBのHDDで採用するキャッシュ容量の最大値です。
このキャッシュ容量かつ比較的安価である点がこの製品の売り上げを伸ばしているようです。

光学ドライブ

LG電子 GH22NS40BL 今回おすすめする光学ドライブはLG電子 GH22NS40BLです。
GH22NS40BLは、S-ATA接続のスーパーマルチドライブ。
DVD±Rに22倍速での書き込みが出来ます。包装はバルクで色はブラックです。
ただし、バルクとはいえ一通りのソフトは付属しています。
(PowerDVD7,NERO7Essentials,PowerProducer3など。)
基本的に、光学ドライブはバルクで最も安価な製品が売れ筋となるようです。
GH22NS40BLは、その重要なポイントに加えて付属ソフトも充実している事から、
売り上げを伸ばしているようです。

ケース

GIGABYTE GZ-X1 BPD-100 今回おすすめするケースはGIGABYTE GZ-X1 BPD-100です。
GZ-X1 BPD-100は、ATX/Micro ATX対応ミドルタワーPCケースです。
電源こそ付属しませんが、価格が大変安価で6000円でお釣がきます。
また、この価格帯で12cmファンを前後に付属するケースは少なく、
この点が、GZ-X1 BPD-100の売り上げを伸ばしているようです。

電源

玄人志向 KRPW-V560W 今回おすすめする電源はAbee ZUMAX ZU-420Wです。
今回のようなスタンダードな構成のPCですと、
たとえCPUがCore 2 Duoでも低出力で安価な製品でも大丈夫です。
最近はCPUやビデオカードの消費電力が少なくなった事から、
ZU-420Wのような低出力の電源の売り上げが伸びているようです。 オーバークロックを行ったり、ハイエンドのビデオカードを搭載する場合には、
玄人志向 KRPW-V560Wをおすすめします。
この製品は、+12Vをピーク時に42A出力出来ます。
この価格帯では最も出力出来る電源であるようです。
また、Enhance製のOEMである事から信頼性も高いです。
以上の点により、KRPW-V560Wの売り上げを伸ばしているようです。

OS

Microsoft WindowsVista HomePremium OSは、パソコンの自作ではMicrosoft WindowsのDSP版が使われます。
DSP版とは、自作パーツと同時に購入し使用するという条件があるパッケージの事です。
このDSP版の魅力は、パッケージ版の約半額と安価な事です。
基本的には、FDDと同時購入する方が大半です。
FDDは実売価格が安価な上、改装する事がまず無いからです。
ちなみに、FDDと同時に購入した場合についてですが、
同時購入したFDDが接続されていないと利用規約違反となりますので注意して下さい。 今回おすすめするOSはWindowsVista HomePremium 32Bit版です。
HomePremiumはVistaの魅力を味わうのに必要十分な機能が搭載されている事から、売り上げを伸ばしているようです。
また、WindowsVistaの他のエディションと比較したい方は
WindowsVistaのエディション比較(改訂版)を是非ご参照下さい。

■編集後記

今回の特集記事はいかがでしたでしょうか?
今回は、AMD編とIntel編のスタンダードプランということで、
AMD編ではPhenomを用い、Intel編ではCore 2 Duoを用いました。
どちらも旬なパーツを使っているので、一通りの作業は快適に行えるはずです。
マザーボードは、それぞれ上位CPUに対応出来る製品ですので、
必要に応じて上位CPUや上位VGA、拡張カードなどを追加すると良いでしょう。

今年はメモリー価格の暴落やツクモショックといった、様々な出来事がありました。
来年にはSSDがスタンダードプランに組み込まれるようになるのでしょうか・・・?
さて、本年はサイトリニューアル後沢山の方々にご覧頂きまして、本当に嬉しく思います。
2009年からも、どうぞ宜しくお願い致します。

■本ページに登場するパーツのメーカーサイトへのリンク

Intel Core 2 Duo ●GIGABYTE GA-EP45-UD3R ●UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800
HIS H467QS512PSeagate Barracuda 7200.11 ST31000333AS ●LG電子 GH22NS40BL
Abee ZUMAX ZU-420W ●玄人志向 KRPW-V560W ●GIGABYTE GZ-X1 BPD-100 ●Microsoft WindowsVista

最終更新日:2008年12月19日第1版